一般的な奏法の直線的な動きでは、上腕二頭筋(力こぶを作るところ)が力んでしまっていると思いますが、そんなことないですか?
ほぼ、ドラムを演奏する人全員が共通だと思いますが、楽器を叩く時には
・腕は伸ばしますか?
・腕は縮めますか?
どちらでしょうか?
ほとんどの方が『腕を伸ばす』と思います。
※違う方がいらっしゃったらすいません。
上腕二頭筋は腕を縮める為の筋肉です。
→縮筋♪
ドラムを叩く為に腕を伸ばすのに、使う身体は縮める筋肉を使うっていうのは
どう考えても矛盾ですよね??
その矛盾については、どのようにして改善すればよいか?
腕を脱力すれば、問題解決です。レッスンでも「腕の力を抜いて!」って言ってますww
力を抜いて、腕を『だらぁ~ん』とさせると自然と腕は地面に向かって伸びますよね?
力を抜けば、腕は伸びるんです♪
だから、ドラムを叩く時も腕の力を抜いて上げれば、理にかなった腕を伸ばすという動きが自然と出来るようになります。
◆少し前かがみになって、腕を下げて見ましょう♪
肩に腕全体がぶら下がっている感覚がわかると思いますがいかがでしょうか?
ドラムを叩いている時も同じ感覚がつかめますか?
個人レッスンや、ワークショップの導入部分ではこの感覚は必ず掴んでいただきます。
非常にカンタンな事なんですが、なかなか「えっ!!力を抜くのって難しい!!」っていう生徒さんが多くいらっしゃいますよ。
使えるようになる為のPoint は スティックを持った時でも、腕に力が入らないようにする事です。さて、スティックを持って、上腕二頭筋の力を抜けます?
日常生活から常に背筋を伸ばしていて、リラックスする事が無いドラマーさんってほとんどいないと思いますがいかがでしょうか?
むしろ、家でテレビを見ている時とか、リハーサルスタジオでメンバーと話している時とか「だらぁ~ん」としてますよねww
その方が"楽"ですよね?
動物園に行くと、大体の動物は「だらぁ~ん」ってしてますww
←動物園のクマですww
こんな風に脱力する事は難しいでしょうか??
むしろ、力を入れるより簡単ですよね?
でも、一つドラマーの為のポイントです。
このクマ良く見てください。
全身の力が抜けてませんか?
このまま全身ダルンダルンの状態ではさすがにドラムは叩けませんが、身体は繋がっています。
どこかに力が入ってると腕にも力が入るのは当然です。
例えば、スティックを「ギュッ」と握ったら、力こぶを作っている時と一緒ですよね?
「手にマメが出来る」とか他にもマイナスポイントが一杯あると思いますが...
スティックを握った時点で 腕を伸ばす 邪魔 をしてしまっているんです!!
それに 気付けるか 気付けないか は今後のドラムスキルアップに大きく関係してきてしまいます。
今のうちに対策を行ってくださいね。